dポイント現金化をしたい!!
でも日興フロッギーの現金化はなんだかんだコストがかかって思ったよりお金が少なくなってる…。
もっと手数料を下げる方法はないかと思っているそこのあなた!!
そんなあなた向けにこの記事を用意しました!
この記事ではちょっとした疑似クロス取引をすることで手数料を従来の83%手数料カットに成功しました!!!
株主優待のクロス取引のようなことをしますので、初めてだと少しとっつきにくくて、難しいことも書いてあるかもしれませんができるだけかみ砕いて書いています。
とっても役に立つ技なので最後までついてきてくれると幸いです!
dポイント現金化の最安攻略法が分かる
\いきなり手順/
- フロッギーでdポイント利用で個別株を102株分程度買う。
- 日興証券で100株を信用売りをする
- キンカブ → 日興証券 単元振替
- 日興証券 単元 現渡で売る
- キンカブ端株 売る
日興証券があってその中に金額指定の「キンカブ」があります。
その「キンカブ」の取引でdポイントで取引できるサイトが「フロッギー」
フロッギーを使うのは実質最初のdポイント利用のところだけで、単元化振替などほとんどの操作は日興証券とキンカブで行っています。
月曜日に約定するように注文(金曜日の夜から日曜日の夜までに注文)すると月曜約定、金曜現渡可能となりコストカットが可能です。
- 日興証券で信用取引をするには別途申し込みが必要になります。
- 信用取引をするには信用保証金30万円を入金しておく必要があります。
日興フロッギー単元化×イージートレード信用取引現渡
手数料比較
4つの方法で日興フロッギーを使ってdポイントを使って売却をした際の各種手数料をまとめました。
みてもらうとわかるように20万円分の売買をした際の手数料(諸経費)が今回紹介する日興クロスが最安だというのが分かると思います!
細かい手数料の話と仕組みについてはここでは後述しますが、これくらい手数料を削減することができます!
- 一般信用売り貸株料 0.01534% 4営業日分 (土日を挟むとその分プラスでかかる)
- 端株分の株価の値動き
- 端株分のフロッギーの売却手数料 0.5%
dポイント現金化にはこれまで2つの方法がありましたがそれよりも圧倒的に安く手数料を抑えることができました。
1つは2510 日本国債 を買って売る方法
2つは以下2つを買って株価変動を相殺する方法
- 日経平均に連動する(1321)NFNK225
- その真逆の値動きをする(1571)NF日経インバ
さら日興証券へ単元化振替をして日興証券として売却をして手数料を下げる方法。
今回は日興証券の信用取引を使って手数料を0円にして、4日分の貸株の手数料と単元化振替できなかった株の手数料のみという計算です。
▼国債を買って売る方法
シンプルに売り買いまでの間に株価の動きが発生する可能性がある。
仮に株価が0.2%マイナスになった場合で計算をする。
手数料はフロッギーでの売却になるので0.5%、のちに0.2%ポイントバックになるので実質0.3%
200,000-株価-0.2%=199,600円
199,600円×0.3%=598.8
400+598.8 円=999円
日経225&日経インバース両建て →フロッギー売却
両建てなので株価の変動の影響はうけず0になるものとする。
100,000×0.3%=300
100,000×0.3%=300
→600円
日経225&日経インバース両建て →単元化売却
①日経225 価格29,180円(8月21日正午価格時点)
100,000÷29,180=3.42株
→10万円分購入だと3株+端株という計算になる。
3×29,180=87,540円
→137円(日興イージートレード10万円以下の売却手数料)
単元未満をフロッギーにて売却
100,000-87,540=12,640(単元未満分)
12,460×0.3%=37.38円
日経225の売却手数料合計→137円+37円=174円
②日経平均インバースの売却 948円(21日正午時点での株価)
100,000円÷948=105.49株
105×948=99,540
→137円(日興イージートレード10万円以下の売却手数料)
単元未満フロッギー
100,000円-99,540円=460円
460×0.3%=1.38円
日経インバースの売却手数料合計→137円+1円=138円
合計
日経225の売却手数料合計→137円+37円=174円
日経インバースの売却手数料合計→137円+1円=138円
=312円
日興証券単元化現渡決済
(2788)フジ・リテイリング 1,982円(8月30日株価)
フロッギーで200,000円購入
200,000÷1,982=100.91株
ギリギリなので可能であれば101~102株分買っておく方がいいです。
一般信用取引貸株料
198,200円×1.4%(年利)÷365×4
→4日間30.40円
単元未満(フロッギー)
200000-198,200円=1800円
株価の動き 1,800-0.2%=-4円
フロッギーの手数料(1800-0.2%)*0.3%=
5.389→5円
30+4+5=39円
手順まとめ
- 夜に「成行」「当日中」「一般信用売り」「日興証券」で注文
- 同時夜にフロッギーで1~2株ほど多く金額を指定して買い注文
- フロッギーと日興証券が同じタイミングで約定
- 受け渡し後(約定後2営業日)キンカブ単元振替
- 翌日、キンカブで単元にならなかった端株を売却
- 同日日興イージートレードで現渡
株主優待を取得するクロス取引を応用してみました。
日興証券では信用取引の売買手数料がオール0円なので、信用取引として決済をするということがポイントです。
また、買いと売りを同時に行うので株価の値動きによる価格変動を0にします。
- キンカブでの個別株の単元化振替
- 日興証券での信用売りの現渡
日興証券の信用取引を使うことで単元株分の売却手数料0にしています。
※日興証券は信用取引の手数料0円
現渡をするために翌朝の始値の変動で100株を超えるように少し多めに102株程度を推奨しています。
100株に満たなかった場合は日興証券にログインしキンカブの画面より「単元化注文」をすることでピッタリ100株にすることも可能です。
1日だけ貸株の日数が増えるのと単元化注文に現金を用意する必要があるので少しだけ手間がかかります。
どちらでも行っても大丈夫ですが、今回は説明の簡素化のために2株ほど多く計算して買う方法で紹介します。
日興フロッギー(キンカブ)の手数料
- 日興フロッギーは100万までの利用なら買付手数料が無料
- ただし売るときに0.5%のスプレッドが発生する
日興フロッギーは100万円までの買付に関して手数料無料です。
しかし売るときに0.5%の手数料がかかります。(0.2%後からdポイントでキャッシュバックされます。)実質0.3%の手数料となっています。
200,000円×0.3%=600円
これって結構高いので日興フロッギーでも売るときは単元化振替して売るのがオススメと日興フロッギーの公式記事にも書いてあります。(この記事→日興フロッギーの手数料について)
フロッギー→日興証券|単元化振替
単元振替というのは日興フロッギーで購入した株のうち、単元株(だいたい100株)だけ日興証券取り扱い区分へ引っ越しすることです。
日興フロッギーで購入した株は「キンカブ」(金額指定株)という枠で購入をしており、日興証券が購入した株を貰っているという形です。
これだと実際には株主優待が貰えません。
すべての持ち株を単元化振替することはできず単元未満の1~2株だけ残ります。
株価の変動と手数料影響がありますが金額が小さいので極小コスト・極小リスクです。
日興フロッギーで株を買う場合は「30000円分で買える分!」みたいな感じで金額を指定して買うため株数が決まっていません。
102.5422株みたいな感じになります。
単元と呼ばれる最小の単位がありこの単位まで株を集めているとフロッギー→日興証券と単元振替をすることができます。
これはフロッギーからの購入でも株主優待を貰えるようにする日興証券の粋な計らいです。
100株が単元だとして102.5422株株持って単元化振替をしたら「100株」と「2.5422株」に別れることができます。
単元化振替をすると日興証券の現物株の売買手数料レートで売却を計算されます。
例えば、20万円なら198円の固定手数料で済みます。
~10万円 | 137円 |
---|---|
~20万円 | 198円 |
~30万円 | 275円 |
~50万円 | 440円 |
~100万円 | 880円 |
~200万円 | 1,650円 |
~300万円 | 2,200円 |
300万円以上省略) |
600円の手数料が198円の手数料で済むなら安い!!!…と思っていましたが
日興証券の信用取引を使えばさらに手数料の削減が可能でした。
日興証券|信用取引なら手数料0円
日興証券はクロス取引で大人気の証券会社です。
人気の理由は「信用取引の手数料が0円」だから!
もう一度いいます。「信用取引の手数料が0円」!!!
現物として売るのではなく、信用取引の現渡として使います
現物として売ると先ほどの国内株式手数料の計算に沿って手数料がかかりますが…
信用取引の決済として使うので手数料が無料です。
信用取引の売り注文の決済として
同数量の現物株を渡すことで信用取引を手じまいにするのが「現渡」です。
例えば…今株を持ってないんだけど「あとで株は買ってくるから今!売ったってことにして建て替えておいてー!」と1000円で売ったことにします。
その後株を買ってきて「はい!これ!立て替えてたやつ!」と渡すことが現渡です。
この方法で単元振替した現物株を信用売り注文の決済にぶつけてやれば、国内株売買手数料のレートには換算されず信用取引として処理されるので手数料は0円です。
単元振替ができない端株はフロッギー側で現物売りをします。
株主優待を低リスクで獲得するクロス取引をやる場合も日興証券なら手数料を抑えるために現物買いをするのではなく「信用買い」をしてから「現引」で注文することで現物買いを信用取引として注文して手数料を削減することができます。
実際にやってみた
日本コンクリート工業を疑似クロスしてみました。
- 日興フロッギー交換したdポイント27,800ポイント(102株ほど)
- 日興証券で一般信用売りした金額27,200円(100株)
銘柄は好きな銘柄でOKです。
自分の保持しているdポイントで買える株価に近い株を選択してください!
- 17:00-26:00の間にフロッギーで買い注文&日興証券で一般信用売り注文
- 3営業日後ぐらい)日興証券「キンカブ画面にて」単元化振替を実行
- 翌日)単元化振替完了後、単元未満株売却、単元株現渡
金曜日の17時~日曜日までの間に注文をしとおくと、
月曜日の朝に約定されるので、水曜日に受け渡しが可能、木曜日に単元化振替指示、金曜日に現渡可能というスケジュールになり土日を挟まなくなるのでコストカットになります。
フロッギーにて買注文
日興フロッギーにて102株分ほど注文します。
日興フロッギーの注文は100円単位となるのでどうしてもピッタリにはなりません。
買った後に単元化振替をするために少し多く買いました。
日興証券にて売り注文も同時に
これで102株と100株でクロス取引がされている状態になりました。
株価が朝ドカンとあがっていても多めに金額をいれているのでお互い100株ずつになるだろうの想定です!
翌朝しっかりと注文を確認しました。
キンカブ→日興証券 単元化振替
画像取っておかなかっただけど、日興証券側の操作で「キンカブ」を単元化振替することで単元とあまりに分けることができます。
自動で単元振替する機能もありますが、権利月確定日の5日前とかにならないと自動で単元振替をしないので手動でポチっと振替を押す必要があります。
受け渡し予定日以降に単元化振替をすることができます。
日興証券にて現渡・キンカブ売却
ここに特定口座で100株とあるので日興証券で現渡できる数量として取り扱われました。
現渡をすることで取引を終了させます。
単元未満株の売却
単元化できなかった2.5株をフロッギーにて売却します。
これにてすべての取引が終了しました。
ということでdポイントで買った株を手数料最安で現金化することができました。
もしキンカブ注文が単元未満になってしまったら
キンカブの注文が100株になるように想定して注文をしますが、約定した際大きく値を下げて単元未満になる場合があります。
その場合は「単元化注文」をする必要があります。
100株超えるように注文したのに大きく値を下げて全部で98.6322株しかありません。
あと1.3678株だけたりません。これを解消してくれるのが単元化注文。
これは単元になるためののこりをピッタリ注文してくれる機能。
トップ → お取引 → キンカブ – 単元株化注文 –
これを使うことで残りの株数だけピッタリで注文をしてくれて株価がピッタリになります。
注文数量が1.3678株となっています。
こうすることで100株ピッタリになるので現渡可能になるリカバリーも可能ですのでそこまで悲観しなくてもOKです。
むしろ買いが少なくなり価格が下がっているということは、少し多い売り注文でちょっと儲かってるのであんまり気にしないでOKです。
事例③ガチで優待の権利取りでも使えます。
(おまけ)スタジオアリス100株をフロッギーdポイントクロスしてみた
株主優待をクロス取引で取りつつdポイント現金化を行う欲張りセットでもやってみました。
株主優待を取得するための買いの手数料も削減することができます。
単元化振替に2営業日かかるので、もしやる場合は権利付き最終日より2営業日前倒しで買う必要があります。
金額指定で単元未満になる可能性もあるため3営業日前くらいから余裕を持って注文をしておくのをオススメします。
スタジオアリスは100株で232,400円なのでフロッギーで注文できるのは最大3万円までなので8回+αで注文をする必要があります。
- 前日 16時~26時までに日興/フロッギーで同時に注文
- 当日 前場約定
- 2営業日後 単元化振替
- 1営業日後 キンカブと単元できっちり別れる(売れる・現渡可能)
フロッギー売却手数料0.3% -51円
貸株4日分 35.70円
232,400円でイージートレードと両建て
権利確定して現渡で売却手数料0円
- dポイント現金化コスト51円
- クロスコスト制度信用一日分節約
100株とちょっと購入
日興フロッギーでは株指定で購入できないので金額指定で購入
100株が同じ注文のタイミングで同時に確保するということが最重要なので
さすがに朝にそんなドカンと上がることはないとは思いますが、念のため5%多く買ってみました。
株価2,324(前日終値)
232,400円 注文 242,600円
一応0%の値動きからスタートしたら余り想定は10,200円です。
株が単元まで足りないときは単元化注文として単元まで足りない分を追加購入することができる機能があります。
これを使うことで単元までの金額をコントロールできるのであまり多めに買わなくても大丈夫です。
ただ1日注文までに時間がかかるので優待取得のために急ぐのであれば最初から多めに買うのを推奨。
同時に信用取引で一般売り注文をしておきます。
信用取引注文
1株2330円で約定
売り注文の価格と買い注文は同タイミングで同価格でしっかりとクロス注文ができていました。
単元化&フロッギー枠売却
単元化(フロッギーキンガブ名義→日興証券枠)の移動が完了
まとめ
- フロッギーでdポイント利用で個別株を102株分程度買う。
- 日興証券で100株を信用売りをする
- フロッギー → 日興証券 単元振替
- 日興証券 単元 現渡で売る
- フロッギー端株 売却
- 単元振替分を日興証券の信用取引現渡で行うことで手数料0にできる。
- フロッギーの売却手数料が0.2%が単元未満株だけに抑えることができる。
- (クロス取引をするなら)日興証券で必要な買い注文の手数料を節約することができる
- dポイントを使ってクロス取引ができる
- 金額指定なのでピッタリ単元で購入ができない→少し多めに買う調整が必要
- 100株以下で約定してしまうと単元化注文をしなくてはいけないので1日貸株料が多くなる
- 日興証券の信用取引の口座開設が必要(要審査)
- 株主優待を取る場合は利付き確定日の4営業日前までにやらないといけない(2営業日前倒し)
- クロス取引の基本知識が必要
- ポイントを利用するため、雑所得or一時所得となり確定申告が必要になるケースがあります。
dポイント増量がこれでもっともっとお得になるはずです!
- この記事では日興証券による信用口座の開設が必要になります。
- 信用口座開設には審査が発生し証拠金を用いた取引を行います。
- 取引については自己の責任の上作業いただきますようお願いいたします。
- ポイントを利用するタイミングが課税のタイミングになると言われています。dポイントを利用して購入した株式は課税対象になります。確定申告の有無については個人の裁量にて申告をお願い致します。
私は日興フロッギーでdポイント利用で購入した株式を毎年確定申告しています。