楽天銀行ハッピープログラムの
「楽天証券の残高保持によるポイント還元制度の変更」(改悪)が発表されました。
とても大きなポイント改悪となり投資界隈で話題になっています。
現在ではSBI証券が乗り換え先として有用な乗り換え候補として名乗りを上げています。
- 今までのポイント制度はどんな制度だったのか
- 新しいポイント制度はどんな制度になるのか
- SBI証券との比較
- つみたてNISAをした場合にどのくらい影響になるのか
- クレジットカード投資での比較
この辺りが分かる記事となっております。
結論からいうと、SBI証券の乗り換えがオススメです。
楽天証券とSBI証券のポイント制度の比較
楽天証券で重大なポイント制度の変更が告知されました。
長年付き合っていく証券会社だからこそ重要に考えたい問題です。
たかがポイントと思う方もいらっしゃる方もいらっしゃると思います。
ですが、資産家こそこういったポイントや小さいなお金を大切にしているというのも事実です。
楽天証券とSBI証券の年間付与ポイントの比較
画像はえまっちさんのブログの図がとても分かりやすかったのでお借りさせていただきました。
全世界株式を保有している場合のSBI証券・楽天証券のポイントの比較をした図になります。
こちらは制度変更前の比較の表となっております。ざっくりそれぞれのイメージを掴んで貰えればと思います。
この楽天証券の毎月のポイント付与が0になるというのが今回の改悪ポイントです。
楽天証券のハッピープログラムについて
これまでの制度は投信残高保有10万ごとに3〜10ポイントが毎月付与される制度です。
銘柄ごとによって違っており人気の2銘柄のポイントは以下の付与ポイントになります。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 3ポイント
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) 3ポイント
これが変更となり・・・
はじめて投信残高が規定金額に到達した時に1回だけ
ポイントが貰える制度に変更になりました。
SBI証券の投信マイレージプログラムについて
一方SBIにもポイントプログラムがあります。
ポイント計算は楽天と同様保持している投資信託の残高ベースで計算されます。
また楽天証券とは異なり3つのポイントから貰えるポイントを選ぶ事ができます。
- ポンタ
- Tポイント
- Vポイント
優秀なラインナップです。
「(月間平均保有金額×付与率)÷365日×ポイント付与対象月の実日数」の各ファンド合計
※端数は切り捨てとなります。
付与率というのは投資信託の内容にもよって変わり代表的な2銘柄は以下の通り
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.0374%
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) 0.0462%
楽天の形式に合わせていうと、S&P500は10万円保持で3.07pとなります。
全世界株式は3.87pです。
つみたてNISAをした場合の3制度の比較
ここから本題じゃあこの改悪による
つみたてNISAで資産形成中の人は一体どれくらい影響があるのか??
つみたてNISA20年間のシミュレーション
毎月33000円を20年間つみたてNISAで運用した場合
年利6.78%計算のS&P500のシミレーション
三菱UFJ国際様で提供されているつみたてシミュレーションを元に計算しています。
こちらは20年間月ごとに利率を元にどれくらいの資産状況になったかをシミュレーションしてくれるものです
これを1ヶ月ごとにカーソルをずらして投信残高を確認しどれくらいのポイントが貰えるかを計算しました。
例えば1月は17万円だったらポイントは1ポイント、2月が20万だったら2ポイントとなるので、一概に年率では計算しきれないよねと思いポイントを計算してみました。
楽天証券旧制度と新制度とSBI証券のポイント制度比較
期間 | 投信残高(万円) | 楽天旧 | 楽天新 | SBI |
1 | 42.2 | 63 | 40 | 64 |
2 | 84.6 | 228 | 50 | 233 |
3 | 131.3 | 375 | 100 | 383 |
4 | 181.4 | 552 | 0 | 564 |
5 | 234.9 | 741 | 100 | 758 |
6 | 292.2 | 861 | 0 | 881 |
7 | 353.4 | 1050 | 100 | 1074 |
8 | 419.1 | 1260 | 100 | 1289 |
9 | 483.2 | 1626 | 0 | 1663 |
10 | 564.3 | 1887 | 100 | 1931 |
11 | 644.6 | 2172 | 0 | 2222 |
12 | 730.6 | 2469 | 0 | 2526 |
13 | 822.5 | 2562 | 0 | 2621 |
14 | 920.9 | 3135 | 0 | 3208 |
15 | 1026.2 | 3498 | 500 | 3579 |
16 | 1138.3 | 3894 | 0 | 3984 |
17 | 1259.3 | 4302 | 0 | 4402 |
18 | 1388.3 | 4368 | 0 | 4469 |
19 | 1526.2 | 5247 | 500 | 5369 |
20 | 1673.9 | 5763 | 0 | 5897 |
旧制度 | 新制度 | SBI | ||
合計 | 46053 | 1590 | 47117 |
楽天新旧制度比較
- 旧制度 46053p
- 新制度 1590p
差44,463p
SBIとの比較
- 楽天新制度 1,590p
- SBI 47,117p
差 45,527
(SBI勝ち)
楽天証券・SBI証券クレジットカードつみたてNISAポイント比較
- SBI証券はクレジットカードのポイント0.5%
- 楽天証券はクレジットカードのポイント1%で試算
期間 | 投信残高 | 楽天 | SBI |
1年 | 42.2 | 3663 | 2044 |
2年 | 84.6 | 3650 | 2213 |
3年 | 131.3 | 3700 | 2363 |
4年 | 181.4 | 3600 | 2544 |
5年 | 234.9 | 3700 | 2738 |
6年 | 292.2 | 3600 | 2861 |
7年 | 353.4 | 3700 | 3054 |
8年 | 419.1 | 3700 | 3269 |
9年 | 483.2 | 3600 | 3643 |
10年 | 564.3 | 3700 | 3911 |
11年 | 644.6 | 3600 | 4202 |
12年 | 730.6 | 3600 | 4506 |
13年 | 822.5 | 3600 | 4601 |
14年 | 920.9 | 3600 | 5188 |
15年 | 1026.2 | 4100 | 5559 |
16年 | 1138.3 | 3600 | 5964 |
17年 | 1259.3 | 3600 | 6382 |
18年 | 1388.3 | 3600 | 6449 |
19年 | 1526.2 | 4100 | 7349 |
20年 | 1673.9 | 3600 | 7877 |
合計 | 73,613 | 86,717 |
SBIクレカ0.5%、楽天クレカ1%とした場合の比較
- 楽天 73,613p
- SBI 86,717p
差 13,104(SBI勝ち)
SBI証券のクレジットカード投資は1%のカードもあるので1%のカードでも比較しておきます。
SBIのクレカが1%の場合
- 楽天 73,613p
- SBI 126,317p
差 52,704
(SBI勝ち)
1%カードにすると20年間で79200円分がポイントとして付与されます。
0.5%カードだと39600円分がポイントとして付与されます。
SBI証券のクレジットカード投資について
SBI証券の投資信託購入のクレジットカードの種類によって還元率が変わってきます。
2%も最大貰うことが可能なんですが、2%のカードは年会費が高額なため投資のポイント目的では負けます。
1%のゴールドカードは年会費5000円くらいするのですが、
ナンバーレスゴールドカードは発行から1年間で100万以上利用すると年会費が永年無料になる特典が付きます。
ポイント付与率 | 対象カード |
---|---|
2.0% | 三井住友カード プラチナ VISA/ Mastercard 三井住友カード プラチナ PA-TYPE VISA/ Mastercard 三井住友ビジネスプラチナカード for Owners(VISA/ Mastercard) 三井住友カード プラチナプリファード |
1.0% | 三井住友カード ゴールド(NL) 三井住友カード ゴールド VISA/ Mastercard 三井住友カード ゴールド PA-TYPE VISA/ Mastercard 三井住友カード プライムゴールドVISA/ Mastercard 三井住友カードゴールドVISA(SMBC) 三井住友カードプライムゴールドVISA(SMBC) 三井住友カードビジネスオーナーズゴールドVISA 三井住友ビジネスゴールドカード for Owners(VISA/ Mastercard) 三井住友銀行キャッシュカード一体型カード (ゴールド/プライムゴールド) |
0.5% | 三井住友カード(NL) 上記以外のVポイントが貯まるカード |
SBI証券の発行はポイントサイト経由がお得
SBI証券は現在ポイントサイト「ハピタス」から申し込みをすると13.000円分のポイントをもらうことができます。
口座開設をして5万円を入金するだけの簡単な条件となっております。
このポイントは銀行振込することもできるので現金に等しいポイントです。
ナンバーレスゴールドカードとSBI証券はポイントサイト経由で発行・開設がオススメ
ポイントサイト「ポイントインカム」から
ナンバーレスゴールドを発行すると、2022年1月現在7500円相当のポイントを貰う
ことができます。
また、4月30日までの申込で初年度年会費無料(本来5,500円)になります。
ポイントインカムのポイントはポイント統合サイト「ドットマネー」へ交換することで
手数料無料で銀行振り込みすることができます。
すなわちポイントサイトのポイントは現金に等しいです。
普通に発行したら絶対に貰えない権利ですので是非活用しましょう!
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まとめと個人的見解
楽天証券の制度変更による影響とSBI証券の差はどれくらいのものか比較してみましたが、
SBI証券はマジで楽天証券と比べて間違いなく強いことが分かっていただけたと思います。
個人的見解
個人的には最終的には乗り換えして置いたほうがいいと思います。
ただし、クレカ投資を含めて考えると、やはりナンバーレスゴールドカードはぜひとももっておきたい1枚であるというのは変わりません。
20年間積立をして、39600円分ポイントの差があります。
ただし、年会費永年無料になっていることが大前提となりますのでここは頑張らないといけないところではあります。
残高が低い状態でも
どうせ、SBI証券も改悪があるだろうから乗り換えるなんて無駄無駄!俺は楽天証券でいくぜ!という方もいらっしゃると思います。
個人的見解ですが、「SBI証券が改悪しなかった場合」についてはどう思いますか?
貰えてたはずのポイントが貰えず、かなり損した気になってしまいますよね。
今はSBI証券のポイント制度が継続していくものと過程して乗り換えをしておくのがベターなのではないかなと個人的に思います。
ただし、前提としてナンバーレスゴールドカードを保持している状態ではないと、クレジットカード投資では9年立たないと楽天証券のクレジットカード投資には勝てません。
俺は絶対にナンバーレスゴールド発行しないぜ!って方だったら、9年目まで楽天証券でクレジットカード投資を継続してその後乗り換えをするのがいいのかなと思います。
比較のまとめ
前提、つみたてNISAでSP500(年利6.78%として)20年間
毎月33000円つみたてした場合
楽天新旧制度比較
- 旧制度 46053p
- 新制度 1590p
差44,463p
SBIとの比較
- 楽天新制度 1,590p
- SBI 47,117p
差 45,527(SBI勝ち)
SBIクレカ0.5%、楽天クレカ1%とした場合の比較
- 楽天 73,613p
- SBI 86,717p
差 13,104(SBI勝ち)
SBIのクレカが1%の場合
- 楽天 73,613p
- SBI 126,317p
差 52,704(SBI勝ち)
ポイントサイトを経由して貰えるポイント
- 三井住友ナンバーレスゴールドカード → ポイントインカム経由で7500円
- SBI証券 → ハピタス経由で13000円
→合計20,500円
最後まで読んでくれてありがとうございます。
この記事が資産形成を始めたかた、資産形成を頑張っている最中のたくさんの方へ届けばうれしいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!